苦手ですか?認知症ケア

先日、認知症認定看護師教育を修了したS師長さんから
「恍惚の人っていう物語のDVDを探しているのですが」と言われ
有吉佐和子の秀作を思い出しました。
自宅の本棚に埃をかぶっていたハードカバーの1冊は
30年前に購入したものです。
認知症という言葉はなく「痴呆」や「呆け」と表現されていました。
その頃は制度も対症法もなく、当時いかに大変であったかが描かれています。
現在、80歳代の後半であれば男性の35%、女性の44%が認知症と推計されています。
病院での認知症ケアの優先順位は上がっていますが
対応に苦慮し苦手意識を持つ看護師が多いのが実情です。
そこでS師長さんが院内で勉強会を企画。
実は認知症ケアは患者さんだけでなく、病院や医療者へのメリットも大きいのです。
看護部として力を入れていきたい分野です。(鴇田)