認知症ケアと時計

認知症のBPSD(周辺症状)にありがちな「不穏」
※行動が過剰で落ち着かないこと
当院の認知症ケアチームは様々な工夫を凝らし
BPSDに対応しています。
例えば夜間の空腹や「食事をしていない」という訴えに
軽めのおやつを用意し、番茶とともにティータイム。
食べて、話しているうちに不思議と落ち着いてきます。
認知症が進むと⽇付・曜⽇・時間や予定などが
理解できなくなり、BPSDにつながることがあります。
そこで大きなアナログ時計を患者さんのもとに設置。
デジタル時計は読めない人でもアナログなら読めて
「今何時ですか?」に応えてくれます。
ベッドサイドに行くたびに繰り返すと個人差はありますが
昼夜の区別がつきやすくなるそうです。
ただ、ひとつだけ心配事が・・・・夜中に鳴らないことを
祈っています。(鴇田)