新型コロナウィルス感染症クラスターを体験して(最終回)

なぜクラスターが発生したのか?要因分析を行い
感染リスクが高い行動や場面を明らかにし、
効果的な対策を講じなければなりません。
保健所や専門家のアドバイスを元にクラスター分析を
行ないましたが「これが絶対的要因」というものは
判明しませんでした。
クラスター分析は、方向性を誤ると「犯人捜し」に
なってしまいます。誰かがきちんとやらなかったから、
誰かが誤った判断をしたからになりがちですが、今回の
クラスター対応をする中で「誰かは明日のわたし」だと
感じました。感染防止対策は組織で行うものです。
個人が感染防止対策を行うのはもちろんですが、組織の
感染防止にベクトルを定めた活動でなければ効果は
半減してしまいます。
「絶対に安全」は無いと思います。お互いの見守りや声掛け
これはおかしいぞ?という指摘があってこそ、継続した
感染防止対策が行えると思います。
この体験を糧に、より安全な医療、看護を目指して、
組織一丸となって頑張ってゆきます!(鴇田)