看護部

看護部 鴇田

鴇田 佳容子
(看護部長・認定看護管理者)

最成病院看護部へのアクセスをありがとうございます。
高齢化に伴う疾病構造の変化は、患者さんが病気と共存しながら生活の質を上げる医療への示唆でもあります。重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域包括ケアシステムの中で必要な「生活支援型の医療」が求められています。最成病院の周辺は、千葉市の中でも特に高齢化が進む地域です。入院したときから元の生活に戻すことを目標に、多職種で退院支援に取り組み、地域の力を借りて、生活の場に帰ることを目指した医療を行っています。急性期から在宅まで、どの病期であっても、看護の役割は必然でありその拡大と柔軟性への期待は留まることはありません。
私たちの目指す看護は「私や私の家族が受けたいと望むケアの提供」です。地域のみなさま一人ひとりに信頼され、安心して当院をご利用いただけますよう研鑽してまいります。

看護体制

【看護師数】143 名(非常勤を含む) 正看比率91%
【看護補助者数】59 名(非常勤含む)
【看護単位】5 病棟(急性期一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括医療病棟、地域包括ケア病棟)、手術室、外来
【病棟勤務体制】2 交代制
【看護提供方式】チームナーシング(受け持ち担当制)

看護部紹介

  • 1 階急性期一般病棟

    消化器外科、内科、整形外科を主とした重症な患者や緊急度が高い患者の治療や検査入院を受け入れています。全身状態が安定せず集中的な治療や観察が必要な患者さんが多いため、迅速な対応が求められます。状態が安定すると同時に退院もしくは転棟するため入院時からの退院に向けた支援を行います。

  • 2 階回復期リハビリテーション病棟

    回復期対象の患者さんに対して、機能の回復や日常生活で必要な動作の改善を図り、寝たきり防止と社会や家庭への復帰を目的としたプログラムに基づき、多職種が協働で集中的なリハビリテーションを実施しています。

  • 3 階地域包括医療病棟

    高齢者を含む地域の皆様の急性期疾患を対象とし、主に中等症~軽症例の手術・治療を行います。入院時から治療後のリハビリ計画や退院に向けた支援を一貫して提供する病棟で患者さんの状態に合わせたケアが必要です。他職種がチームとなり、早期に自宅に戻れるようケアを提供していきます。

  • 4 階地域包括ケア病棟

    当院の地域包括ケア病棟の役割は、①急性期からの患者さんを受け入れリハビリを行う ②在宅復帰の支援 ③在宅介護や施設からの緊急時受け入れ の3 つです。高齢者が多く、急性期治療を終えてもADL が落ちてしまい退院ができない患者さんの多くを受け入れています。また、在宅復帰が困難な患者さんの担当者会議が毎日のように行われ地域と連携をとりながら、元の生活に戻す支援を行っています。

  • 手術室

    手術室は3 部屋と小規模ですが、消化器外科手術、内視鏡外科手術、乳腺外科手術、整形外科手術等を行っています。手術を受けるということは、ほとんどの患者さんにとって未知で不安なものです。そのような漠然とした不安を理解し、安心して手術を受けられるように常勤麻酔科医とともに看護師が術前・術後の訪問を実施しています。

  • 外来

    当院は、地域の病院として高度な医療機器と入院機能を有した二次救急医療機関です。複数の診療科の外来診療を行っている中、救急患者さんも受け入れています。地域医療連携の牽引役としての役割を担っており、近隣の診療所と相互に協力・連携し、地域医療への貢献に努めています。